Taylorのギターをネット通販で買うのはアリ?ナシ?これを読めば解決!

これからギターを始めたいという初心者にとって最初の関門は、ずばり“楽器店に行く”こと。

楽器店に行くと・・・

  1.  気になるギターを見つける
  2.  店舗スタッフに「試奏したい」と伝える
  3.  弾いてみる

この段階を踏まないといけません。

でも弾いたことのない、ましてや触ったことのないギターを弾くのは、どうも気が引けてしまいます。

店員に下手だと思われたらどうしよう・・・

周りの客に聴かれたくない・・・

そんな初心者が最初のギターを購入する手段として、ネット通販があります。

でも、実際のところネット通販でギターを買うのはアリなのでしょうか?

この記事では、そんな素朴な疑問を解消するべくネット通販のメリット・デメリットを解説。

もちろん、このブログはテイラー(Taylor)推しなので、テイラー・ギターの場合という視点で解説していきます。

ずばり、ネット通販は・・・

まず、結論から言うと・・・

ギターをネット通販で買うのはアリ!

以上。

ではなく・・・

なぜ、テイラーはネット通販で購入してもいいのか?

その理由は、テイラーのギターは個体差が少ないからです。

一般的にアコギは、同じ型番であっても固体によって鳴りにバラつきがあります。

特にギブソン(Gibson)などは製造年が同じでも個体差が激しいと言われていますし、マーチン(Martin)などは製造年によって鳴りが変わります。

一方、テイラーは機械による精密なライン生産で限りなく狂いの少ないギタ-を造ることで知られています。

よって、店頭でもネットでも基本的に鳴りは同じと考えてOKです。

ネット通販のメリット

テイラーのギターをネットで購入するメリットは、個体差が少ないこと以外にもあります。

これはテイラーに限らず、一般論としても通じるものです。

メリット1.たくさんの種類から選べる

楽器店に行けば、欲しいギターが必ずあるわけではありません。

売れ筋のものであれば、常時在庫として置いている可能性は高いですが、テイラーのギターは定番モデルでも100種類を超えます。

そんなに沢山のギターを置いているのは、正規輸入代理店の山野楽器で、かつテイラールームを常設している店舗くらいです。

でも、ネット通販なら楽器店というくくりに縛られることなくギターを選ぶことができます。

つまり、ギター選びの選択肢が広がるということ。

選択肢が広がれば、自分に合ったギターに出合える可能性が高まります。

これはネット通販ならではの強みです。

メリット2.在庫切れがない

楽器店で定番品として取り扱いのあるギターでも、タイミングによっては売り切れている場合があります。

その場合、メーカーから取り寄せなければいけないので、入荷したら店舗に受け取りに行かなければいけません。

ネット通販なら、在庫を持っているショップを探せば、その場で会計、後は配送されるのを待つだけです。

持ち帰る手間と時間がかかりません。

メリット3.安く買える

テイラーのギターは基本的にどの店でも販売価格が統一されています。

これはネットでも条件は同じです。

しかし、探せば稀にセールで安く販売されていることがあります。

実店舗でもセールをしている場合もありますが、わざわざ買い回るのに手間がかかるのは、ご時世的にナンセンスです。

ネット通販なら、短時間でいろんなショップを見て回ることができるので、セール品に出合う確率がグンと上がります。

新品特価・B級特価を狙うのもアリ

セール品が安くなるというのは当たり前ですが、そのセール期間がいつ訪れるのかは知るすべがありません。

だいたい、年末年始や夏休み、その店の決算月前後ですが・・・。

その場合、新品特価やB級特価のモデルを買う、という手もあります。

新品特価・B級特価とは、いわゆる傷モノ品で、気にならない程度の擦り傷や小さな打痕があるため安くなっている商品のことです。

完璧主義ではない人、演奏に支障のない傷なら気にしない人なら、そうした商品を狙うのもアリです。

楽天市場でもTaylorの中古を探すことができます

ネット通販のデメリット

上記で述べたとおり、ネット通販にはメリットがたくさんあります。

その反面、デメリットがあることも確かです。

ここでは公平に、ネット通販のデメリットにも言及します。

デメリット1.イメージと違うことがある

ギターに限らず、ネット通販の最大のデメリットは現物にさわれないことです。

見た目が気に入って買ったけど、実物がイメージと違うことはよくあります。

僕もネットでテイラーの新商品の情報をリサーチしていますが、発売してから実店舗で触ってみると、イメージと全然違ったという経験は何度もしています。

特にネックの処理の仕方などは、弾き心地に大きく影響します。

こうした「イメージと違う」は、返品理由として認められる可能性が低いです。

デメリット2.実際の音が聴けない

これはデメリット1.にも通じる部分が大きいですが、同じメーカーでもボディ・シェイプやトーンウッドによって音に違いがあります。

アコギはアナログな楽器ですので、サウンドのイメージがスマホやPCのスピーカーで聴くのとは違うことは多々あります。

というか絶対違います。

デメリット3.ハズレ個体に当たる可能性がある

ここで言うハズレ個体とは、いわゆるデッドストックを掴まされる可能性があるということです。

デッドストックとは、いわゆる売れ残り品のこと。

記事の冒頭で述べたように、テイラーは個体差が少ないメーカーです。

しかし、仕入れてから長期間、バックヤードに置かれていたりするものは、湿度の変化でネックが反ったりします。

購入後に、調整して配送してくれるなら特に問題はないのですが、ごく稀にそのまま送ってくるショップもあります。

そうした悪質なショップに当たらないように、製造年月日は確認しておきましょう。

製造年月日の確認の仕方

通常、ネット通販でギターを購入する際、販売ページに製造年が記載されています。

しかし、記載されていない場合もあります。

その時はシリアルナンバーの記載がないか見てみましょう。

テイラーのギターは、シリアルナンバーから製造年月日が確認できるからです。

テイラーのシリアルナンバーは10桁の数字で構成されています。

例えば・・・

1209190123

というシリアルナンバーの場合、アメリカの工場で2020年9月19日に製造された123本目のギター、という情報を読み取ることができます。

1209190123

1桁目・・・「1」と「2」の2パターンがあり、「1」はアメリカ製、「2」はメキシコ製です。

2桁目・・・製造年の3桁目を示しています。

3〜6桁目・・・製造月日を示しています。

7桁目・・・製造年の4桁目を示しています。

8〜10桁目・・・製造本数を示しています。

より新しいモデルを購入したい場合は、上記の法則を覚えておくと便利です。

もし、購入ページにシリアルナンバーを表示していない場合は、問い合わせれば基本的に親切に教えてくれます。

【Taylor】シリアルナンバーの確認方法【1975年〜現在】

テイラーの保証について

テイラーでは、2020年7月1日以降に購入したギターには2年間の保証が付いています。

この保証とは製造上の不備による故障(ペグの取り付け不備など)の場合です。

その他、ネック調整やアングル調整などのメンテナンス保証が7年間無料で受けられます。

特にギターのネックは、湿度の影響を受けやすいパーツです。

正規店で購入したものは、基本的なネック調整は無料なのでありがたい保証内容です。

なお、並行輸入品や直輸入品は正規保証が受けられないので注意が必要です。

ネット通販におすすめのサイト

ここからは、ネット通販を利用する際におすすめのサイトを紹介しています。

それぞれに特徴があり、同時に注意点もありますので、購入の際は自己責任でお願いします。

Amazon

Amazonはテイラーのエントリーモデルを中心に出品しているところが多いです。

基本的に出品しているのは全国の楽器店のため、発送前のメンテナンスもしてくれます。

プライム会員なら最短で翌日に届くスピード感が魅力です。

楽天市場

楽天市場は大手の楽器店が多数、出店しています。

一番の特徴はテイラーの正規輸入総代理店の「山野楽器」が出店していること。

山野楽器なら一般的な楽器店が取り扱っていない希少なモデルも出品しているので、探す手間もかかりません。

楽天ポイントも付くので、セールと重なれば、かなりの値引きの恩恵を受けられます。

楽天経済圏に身を置く人にはおすすめです。

イケベ楽器

イケベ楽器は都内を中心に店舗を展開する総合楽器店です。

定期的にテイラーギターの無料診断会などのイベントが行われ、在庫数も豊富なことからプレミアム・ディーラーに認定されています。

Amazonや楽天での購入が不安な人はイケベ楽器のサイトから直接購入がおすすめです。

サウンドハウス

サウンドハウス

サウンドハウスは千葉県成田市にある楽器店です。

通称「音屋」とも呼ばれ、アマチュア・ミュージシャン御用達の有名店です。

特徴は、ずばり安いこと。

直輸入品が大多数を占めていて、代理店を通さない分、安く手に入れることができます。

ただし、注意点としてメーカーの正規保証は効きません

まとめ

以上のことから、ネット通販のメリット・デメリットをまとめると・・・

メリット
  • たくさんの種類から選べる
  • 在庫切れがない
  • 安く買える
デメリット
  • イメージと違うことがある
  • 実際の音が聴けない
  • ハズレ個体に当たる可能性がある

僕は都内に住んでいるので、近くにいろんな楽器店があります。

なので気になるギターは比較的簡単に実機を見つけることができますが、地方在住となるとそうはいきません。

そうした人にとってネット通販は便利で強い味方です。

上記で述べた注意点の他、口コミ情報なども熟読し、理想の一本を手に入れてください。

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