ギタリストに必須のアイテムと言えばチューナーです。
僕も練習前や練習中に頻繁にチューニングしていますが、毎回つけ外しするのが面倒くさい・・・。
付けっぱなしでもジャマにならないチューナーはないかと探していた時に見つけたのが、D’Addario(ダダリオ)の「PW-CT-12」です。
特徴は、とにかく軽量&コンパクトなこと。
機能も最低限にとどめているので、小さなディスプレイでも見やすく、良い意味で存在感がないところが好印象です。
この記事では「PW-CT-12」を使って感じたことをレビューしていきます。
- 世界最小クラスの小型ボディ
- 14gの軽量モデル
- 小さくても見やすいフルカラー液晶
- 4方向に表示を切り替え可能
- 取り付ける場所によってはジャマになる
- 測定精度はあまり良くない
- ホコリが目立つ
PW-CT-12の概要
「PW-CT-12」はD’AddarioのPlanet Waves(プラネットウェイヴス)ブランドから発売している超小型のクロマチック・チューナーです。
PW-CT-12 | |
サイズ | W26×D32×H32 mm(※ポン調べ) |
重量 | 14g(※ポン調べ) |
電源 | リチウム・ボタン電池(CR2032) |
ピッチ検出 | ピエゾ |
対応周波数 | メーカー非公表 |
測定モード | クロマチック |
実勢売価 | 約2,400円 |
今回、僕はブラックを購入しました。
サイズはメーカー非公表ですが、僕が測ると約W26×D32×H32mmで、クリップ式チューナーでは最小クラスに小さいです。
重量もメーカー非公表でしたが、僕の計測では14gでした。
これまで買ったチューナーの中でもダントツの軽さ!
参考に、他メーカーのチューナーの重量は以下のとおりです。
- BOSS「TU-10」:42g
- TC Electronic「Polytune Clip」:32g
- YAMAHA「YTC5」:28g
駆動はボタン電池のCR2032で、本体を購入すると1つ同梱しています。
ピッチ検出はギターの振動を拾うピエゾ方式。
ライブ会場など、騒がしい場所でのチューニングが可能です。
ポン
PW-CT-12の使い方
「PW-CT-12」は一般的なクリップ式チューナーと違い、ラチェットクランプを開閉することでギターのヘッドに取り付けます。
開け方は、リリースレバーを押しながらクランプを引き出します。
クランプの間隔は10〜23mmなので、ほとんどのギターに取付可能。
取り付ける時は、クランプを全開にした状態でヘッドに挟んでギュッと握るだけ。
内側にはラバー素材が貼られているので、大切なギターを傷つける心配は少ないです。
本体には全部で3つのボタンが付いています。
① Power | : |
電源のON/OFFを切り替え。ONにして約10分後に自動でOFF。 |
② Cursor | : |
押すごとに周波数を1Hz単位で変更可能。 |
③ Orientation | : | ディスプレイの向きを変更。 |
基準ピッチは410〜480Hzの間で設定が可能。
Orientationボタンを押せば、縦横4方向に表示を変えることができます。
音がシャープした場合は上に、フラットの場合は下にメーターが伸びます。(横表示の場合は、左がフラット、右がシャープ)
ピッチが合った場合は上下にブルーのポイントが点灯します。(横表示の場合は左右)
測定精度はメーカー非公表ですが、実感としてはそこまで高くない印象です。
PW-CT-12をレビュー
まず、僕の結論としては・・・
毎日の練習なら、これ1個付けっぱなしでOK!
サイズが小さい分、機能を最低限に絞り込んでいるので、僕は基本的にスタンダード・チューニングの時に使用しています。
先述したように測定精度は低めなので、もっぱら練習用と割り切って使えばいい相棒となります。
そんな「PW-CT-12」の特徴は以下のとおり。
取り付ける場所を選ばない
僕は「PW-CT-12」をギターヘッドの先端・裏側に付けて使用しています。
それ以外にも、前面やナット側など、取り付ける場所を選ばずに使えるのが「PW-CT-12」の魅力。
実は買った当初、いろいろ取り付け場所を探って見つけたベストなポジションはナット側の上部でした。
この位置が一番見やすく、落とす心配も少なかったのですが・・・
僕が使っているギター・スタンドがHerculesのハンガータイプのため、断面することに。
これはヘッドの付け根を掛けて中吊り状態にするため、干渉してしまいます。
スタンドの種類によっては、取り付ける場所を選ぶので注意が必要です。
客席から目立たないのでステージでも使える
僕は「PW-CT-12」を練習用として使用していますが、ライブのステージでもメリットがあります。
それは客席側から見て、チューナーを付けていると気づかれにくい点です。
ラチェットクランプの先端が少ししか出ないので、目立たないですね。
これは大きなメリットだと思います。
ボタンがラバーなのでホコリが目立つ
「PW-CT-12」のボタン部分は全面ラバーでできているので、やたらとホコリが付着します。
撮影用にある程度拭いたのですが、なかなか取れません。
かと言って、ウェットティッシュで拭こうにも、精密機械なので抵抗がある・・・。
きれい好きの人は要注意ポイントです。
ただ、基本的にはヘッド裏に装着しているので目立ちはしないです。
買うならネット通販一択
「PW-CT-12」のメーカー希望小売価格は4,180円です。
実店舗の販売価格も同じくらい。
ネット通販なら約2,400円で手に入れることができます。
買うならネット通販一択です。
まとめ
繰り返しになりますが「PW-CT-12」は機能もシンプルなので、練習用としては優秀なアイテムです。
僕もよく使うギターに付けっぱなしにしていますが、練習のたびにチューナーを取り付ける作業が減り、快適性が向上しました。
それだけでも買う価値はあると思います。
ただ、はじめてのチューナーとしては機能がシンプルすぎるのでおすすめできません。
あくまでサブ的な役割として使用することをおすすめします。
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