214ce DLX BLKがリニューアル!
テイラー(Taylor)ギターの人気シリーズである200DLXから発売中の214ce DLX BLKがリニューアルしました。

214ce DLX BLKはテイラーのラインナップでも数少ないブラック・ボディのアコギ(エレアコ)として、初心者にも人気のモデルです。
今回のリニューアルは、マイナーチェンジの要素が強いですが、その見た目は”よりブラックに”なったことで、一層、他のモデルとの差別化ができています。
この記事では、214ce DLX BLKが新旧でどう変わったのか解説していきます。
そもそも200DLXシリーズとは?
200DLX(デラックス)シリーズの説明の前に、200シリーズについて少し解説します。
テイラーのギターは、100・200・300〜900と100番台ごとにシリーズが分けられています。
このブログでは、このシリーズを「定番3桁シリーズ」と読んでいますが、中でも初心者を中心に人気なのが200シリーズです。
200シリーズは、トップ材にシトカ・スプルース単板、サイド&バック材にレイヤードのスプルース材やコア材を採用し、テイラーのハイグレード・モデルにも搭載されているピックアップ・ES2を搭載したエントリー・シリーズです。
それでいて、新品で10万円台から手に入れることができ、初心者のみならずメジャー・マイナー問わず多くのアーティストにも愛用者がいます。
200シリーズについては、このページでも詳細を紹介していますので、気になる方は見てみてください。
そんな200シリーズの上位版として2014年に新たにシリーズとして加わったのがDLX(デラックス)シリーズ。
200シリーズとの違いは、ボディのフィニッシュがサテンからグロスに変わり、付属するケースもギグバックからハードケースへランクアップしています。
214ce DLX BLKの基本スペック
今回リニューアルされた214ce DLX BLKは、2014年のDLXシリーズ発表時にラインナップされたモデルです。
214ce DLX BLK |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド&バック材 | レイヤード・メイプル |
ネック材 | ハードロック・メイプル |
フレットボード | エボニー |
現行のスペックはサイド&バック材にレイヤードのハード・ロック・メイプルが採用されていますが、200番台でメイプルが採用されているのは、DLXのこのモデルだけです。
また、色違いとして214ce DLX REDもラインナップされていますが、今回のリニューアルはBLKのみになっています。
旧モデルとの違い
それでは、今回リニューアルされた214ce DLX BLKと旧モデルとの違いを紹介します。
ヘッドがおしゃれに!
旧モデルでは、ペグにシルバー色のニッケルを採用していましたが、新モデルで艶なしのサテン・ブラックに変更されました。

「Taylor公式HP」より引用
下は新旧モデルの比較画像です。

上が新モデル、下が旧モデルです。
ペグの色が変わるだけで、よりブラック感が増して無骨に見えますね。
さらに、今回から突板もブラック塗装になりました。
ストロークもできる!ピックガード搭載!
今までは、このモデルについてはピックガードが貼られていませんでしたが、今回のリニューアルで標準でブラック・ピックが貼られるようになりました。

「Taylor公式HP」より引用
これは予測ですが、このモデルの愛用者にはフラットピッカーが多いので標準搭載にしたのではと思われます。
色も黒なので目立たないため、ピックガードが必要ないという人にも配慮されているのがいいですね。
僕はもっぱらフィンガー・ピッキングが専門なので、買ったらすぐに剥がしますが笑
必要ないという人は、ボディとピックガードの間にレモンオイルを吹き付けながら剥げば簡単に剥がせます。
価格について
214ce DLX BLKのメーカー希望小売価格は、25万3000円+税です。
店頭売価は、22万2640円となっています。
テイラーは基本的に販売価格が安定しており、全国的に一律の価格設定ですが、小さな打痕や引っかき傷のあるものだと新品特価で売り出される時があります。
新モデルだと、新品特価が出るまでは暫く時間がかかりますが、より安く手に入れたい人は、毎日チェックしてみてください。
まとめ
200DLXシリーズは、エントリーモデルながら、300番台以降の上位モデルと比べても引けを取らないくらい高級感のある仕上がりです。
214ce DLX BLKは、今回のリニューアルで更に高級感が増したので、ステージでも一層映えるのではと思います。
今回のリニューアルモデルが店頭に入荷するのは2021年の5月以降ということなので、暫くは店頭に新旧モデルが混在するかと思われます。
どちらも展示されていれば、好きな方を選べるので、初心者で黒いギターが欲しいという人は、是非、店頭で実機を触ってみてください。