2021年のTaylorギターの新モデル「GT 811e」と「GT K21e」が発表

新モデル「GT 881e」「GT K21e」が登場!

 
テイラー(Taylor)の2021年の新製品、その第一弾が先日、本国・アメリカで発表されました。
 
と言っても2週間も前ですが・・・。笑
 
今回発表されたのは「GT 811e」と「GT K21e」の2モデル。
 
taylorguitars.com」より引用
 
どちらも昨年10月に新シリーズとして登場した新ボディ・シェイプ、グランド・シアター(Grand Thatear)という形状です。
 
グランド・シアターはテイラーの6つめのオリジナル・シェイプとして定番シリーズ入り。
 
モデルナンバーの末尾は「1」が与えられました。
 
その特徴は、フルサイズよりも小さく、ミニサイズよりも大きい、ミディアムサイズのボディ。
 
ブレーシングも新たに設計された「C-Class」が採用されています。
 
グランド・シアターについては「Taylorの新シリーズ「Grand Theater」はオススメできるギターか?スペックから検証!」という記事で詳細を紹介・解説していますので、気になる方は御覧ください。
 
 
この記事では「GT 811e」と「K 21e」の基本スペックを紹介。
 
さらに、日本での販売価格を予想して、買いか否か、見極めていきたいと思います。
 

基本スペック

 
まずは、両モデルの基本スペックから。
 

GT 811e

 
「GT 811e」は定番3桁シリーズでも人気の800シリーズから登場。
 
GT 811e
 
ボディ・シェイプ  Grand Theater(GT)
トップ材  シトカ・スプルース
サイド&バック材  インディアン・ローズウッド
ネック材  トロピカル・マホガニー
フレッドボード材  エボニー
 
トップとサイド&バック材の組み合わせは、既存の800シリーズと同じスプルース&ローズウッドです。
 
フレットボードにはエボニーが採用されていますが、昨年発表された「GT Urban Ash」「GTe Urban Ash」はユーカリだったので、これは意外でした。
 

GT K21e

 
こちらも定番であるKoa(コア)シリーズから登場。
 
GT K21e
 
ボディ・シェイプ  Grand Theater(GT)
トップ材  ハワイアン・コア
サイド&バック材  ハワイアン・コア
ネック材  トロピカル・マホガニー
フレッドボード材  エボニー
 
トップとバック&サイドの基本スペックは既存モデルと同じオールコア。
 
ゴトー製「510」ペグも採用されていることから、テイラーの本気度が見て取れます。
 

予想販売価格は?

 
2月22日追記
先日、日本でのメーカー小売希望価格が発表されました。
GT811e・・・49万5000円+税
GT K21e・・・78万円+税
下記は記事作成時の予想価格になりますので、ご注意ください。
 
GT 811eとGT K21eは、共に本国・アメリカでは既に販売が始まっています。
 
日本での発売は今秋頃だと思われますが、気になる販売価格について、既存のモデルの値付けを参考に予想してみます。
 

GT 811e

 
「GT 811e」のメーカー小売希望価格は2,999ドル、日本円で約31万円です。
 
予想される日本での販売価格はメーカー希望小売価格で50〜54万円。
 
店頭実売で40〜44万円と思われます。
 

GT K21e

 
「GT K21e」はメーカー希望小売価格が4,699ドル、日本円で約49万円です。
 
日本での予想販売価格は、メーカー希望小売価格で68〜72万円。
 
店頭実売で58〜62万円と思われます。
 

価格についての考察

 
予想段階なので断定的なことは言えませんが、もし、実売価格が予想通りなら「ちょっと高いな」という印象です。
 
昨年発表された「GT Urban Ash」と「GTe Urban Ash」の、日本でのメーカー希望小売価格は24万5000円と27万5000円でした。
 
店頭実売だと更に安くなることを考えると、やはり今回の2モデルは割高なイメージが拭えません。
 
“いい意味”で、この予想価格を裏切ってくれることに期待したいですね。
 

まとめ

 
昨年末に発表されたグランド・シアターの第一弾「GT Urban Ash」「GTe Urban Ash」は、バック&サイドに自然保護材であるアーバン・アッシュが採用されていました。
 
アーバン・アッシュはテイラーでも新しい材なので、その評価はまだ定まっていない印象です。
 
今回の「GT 811e」「GT K21e」はインディアン・ローズウッドとハワイアン・コアというTaylorでも定番の材を使用していることから、音の特性は掴みやすいかと思います。
 
ただ、コンパクト・ボディで従来のTaylorサウンドが出るのか、ここは実際に弾いてみないことには判断できません。
 
Taylorファンが納得する音が出れば、人気シリーズとして確率する可能性は高いと思います。
 

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